top of page
執筆者の写真霜月 やよい

第十二件 1週間と7人の神と7

更新日:2020年8月12日





 この記事では、今までの記事を踏まえまして”一週間”について綴りたいと思います。誰もが常識として知っている一週間ですが、意味まで御存知の方は少ないのではないでしょうか。その意味を読み解く過程からも色々と見えてきますのでお付き合いをお願いします。まずは少しおさらいをしておきましょう。神話と科学と現実の再認識からです。


 古来、宇宙の理(ことわり)は数字と幾何学で記され、それらを象徴と寓意で包んだモノが神話となりました。知識ある者は真意を読み取り、無知な者は寓話だけを読み取りただ語り継ぎました。数字や幾何学、それらを読み解く学問は知恵と呼ばれ隠されました。まぁ早い話、古来から神話に織り込まれた知恵とは、現代で言う所の”科学”の事です。科学を寓話や比喩で覆い隠し、支配のツールとしてきました。おっと、ぶっ込み過ぎてしまいました。もうちょっとオブラートに包みましょう。

 例えを申し上げますと、とある部族の数の概念は、小さい、中くらい、大きい、の3つしかありませんでした。しかしそれで社会を形成し数百年生きてきたのです。ではそこに、円周率、黄金律、天文学、方程式、建築技術等の知識を持った者が現れたらどうなるでしょうか?いわずもがなですね。そして、知識ある者はこう言います。


「これは神から授けられた知恵だ」と。

 そうゆう人達が神による統治を何世紀も続けてきました。科学を神に置き換え、死後の罰則と法を利用し、神の代弁者と自称する人間がです。この統治方法をコピペして続けられれば良いのですが、支配エリアが広がるにつれ国・民族をまたぐと土着の信仰があり無闇矢鱈と神を突っ込めません。このまま支配エリアを拡大していったなら”そうゆう人達が説く神”を信じない人々の割合が多くなる事は明らかです。そこでこうなりました。


「神の反対を創ろう」

 しかし”悪”の概念は”異教”として古くから使用済みです。じゃあどうしましょって事で”科学教”が解放されました。有神⇔無神の対です。そしてそれは我々の国の概念です。上手い事調整済みの科学ですけど。知識は残し理は省かれたモノです。今までの記事で体感なさっているはずです。月と地球の比率や人間と宇宙の関係から理解できる不思議な神秘をざっくり切り捨てられてましたね。そして次の概念を形成されます。宗教や神話は作り物だと。目に見えないものはオカルトだと。そこに重要な意味などないと。昔ながらの手法ですね。善と悪に鍵を分け投げ込んだように、有神と無神に鍵を分けて放り込みました。


 だからこそのあなた様の概念でございます。

 小学校でならった円周率がまさか理を読み解く鍵だとは思いませんでしたでしょ?
 誰でも知ってる0から9までの数字で宇宙が理解できると思いませんでしたでしょ?
 666はオカルトの数字で、まさか3乗したら月の直径になるとは思いませんでしたでしょ?
 かけ算とフラワーオブライフが繋がっているとは思いませんでしたでしょ?

 ここははっきり申し上げます。わたくし達の国は科学教という宗教の一種です。その御神体は”ニュートン”や”アインシュタイン”です。その御神体のお告げを聞くのは科学者です。高名な科学者を排出するのは特定の大学です。常識を誰が創っているのかは明らかですね。大学を創設した人間達であり、すなわち教育を掌握している人達です。わたくし達の時代はそれらの結果です。起こりを知らなければ全く見えません。少し余談ですが、明治の前の元号はなんでしょう?その名前と同じ大学を創設した人は誰でしょう?その人は何に象徴として描かれていますか?そして、その人が死んだ年から2020年までは何年ですか?こうゆう事は偶然では起こりえませんのよ。なぜなら、そうゆう目線で見ると、こんな数字の偶然がゴロゴロ転がっていますから。


 話を戻して続けます。概念=思い込み、と言うものは誠に厄介な代物です。だからこそ利用されています。神話が象徴や寓意で覆い隠した理(ことわり)なら、科学教はその逆で、理が丸出し過ぎて見えません。秘密が丸出しのはずがない、と思い込んでいますから


 では本題の一週間にまいりたいと思います。七日間の曜日名は以下の通り。


日 月 火 水 木 金 土

 科学教のわたくし達がすぐに連想するのは太陽系の惑星の名前です。それぞれのお尻に星をつけたら惑星の名前ですので容易に連想できます。神話を読み解くような手間はいりません。理(ことわり)が丸出しですね。しかし、科学教はこう考えてしまいます。


「太陽系の並びと違うから意味は違うな。なんだろう……(3S発動)……まぁいいや」


となります。では、西暦を持って来た国の言語ではどうでしょう。


 Sunday ・ Monday ・ Tuesday ・ Wednesday Thursday・ Friday ・ Saturday

 全然意味が分かりませんね。これらの意味は何かと申しますと、某巨大宗教は自分達以外の神話を異教指定していました。いわゆる「悪」指定ですね。その異教の神の名前です。

古来、神話内において太陽系の惑星は重要な神として描かれました。それを利用しています。神の名前が惑星を指します


  1. Monday = Moon's day

  2. Tuesday = Tiw's day

  3. Wednesday = Woden's day

  4. Thursday = Thor's day

  5. Friday = Freyja's day

  6. Saturday = Saturn's day

  7. Sunday = Sun's day


 多分、神話に馴染みのない方は意味がさっぱり分からないと思います。日本では惑星の名前と曜日が一致していましたね。と言う事はそれが答えです。ですので英語でもそうなります。惑星の名前を英語で見てみましょう。


  1. Moon   月

  2. Mars    火星

  3. Mercury  水星

  4. Jupiter   木星

  5. Venus   金星

  6. Saturn   土星

  7. Sun    太陽

 それでもまだ繋がりませんね。では、この言葉を思い出して下さい。

どれだけ言い表す言葉を違えても、太陽は太陽 光は光

 全部を説明してると長くなってしまうので分かり易い木星を例にして説明致します。

Jupiter / ユピテルは古代ローマ神話の雷神の呼び名。ギリシャ神話では雷神ゼウスと呼ばれました。北欧神話では雷神ソーとなります。Thorです。木曜日の英語読みはThursday = Thor's dayです。ソーの日ということです。どれだけ言い表す言葉を違えても、木星は木星ですね。

 

 では次に進みます。7人の神で表される七曜とは何でしょう?


 古代の太陽信仰ミトラ教からです。プラトン立体で表される"5惑星"に"太陽と月の2星"を足し七曜としました。日曜日は太陽神ミトラの日でありミトラ教の教義では安息日です。だから”日”曜日=Sun's dayは休日なのです。七曜の母体はミトラ教ですが、残りの神々は、前述の通り北欧神話からです。しかし、示しているモノは同一です。以前に申し上げました、特定の価値観、信仰を持っていると見えない、とは正にこのような事なのです。




 なぜ太陽と月の二つの星だけ名前がないのかと申しますと、これは未だに答えが出ていません。いくつか思い当たるのですが「これ!」と言った確定的なものはありません。強いて挙げるなら、某宗教では太陽神とその母がセットで祀られています。表向き太陽神だけを祀っているようですけど、ホントのところは女神崇拝なので「女神とその子」を祀っているのです。こんな具合です。


この画像だけを見ますと「ダークエイジ」「中世」のイメージですが、その大元はもっともっと古く、古代エジプトのイシス崇拝=女神崇拝です。



 えっ?信じられません?では、日本古来の、日本固有の、The正義の格言”働かざるもの食うべからず”ってどこから流れてきた格言だか知ってます?日本産じゃありませんのよ。ちゃんとリンクを貼っておきますからご自分でどこの言葉だか確認してくださいね。リンクはこちらから。あなた様が常識だと思い込んでいるものは、いつどこで誰から刷り込まれたものかよくよく考えなければなりません。


 そもそも、明治以前の日本は太陰暦を使用してましたのよ。卯月とか睦月とか霜月とか弥生とか。わたくし達は”起こり”から百年後の”結果の時代”におりますのでよく考えなければなりません。


 その風習、伝統、常識は、本当に自分達の祖先が紡ぎ残したものなのだろうかと

 歴史にはあまり触れたくありませんのでこれくらいで。一週間の話に戻ります。

1週間が7日なのは誰でも知っていますね。1年は7×52週です。52は足すと7です。ラッキー7やスリー7等、縁起の良い数字としても刷り込まれています。なぜこんなに7が? ミトラの神聖数だからです。またミトラ教です。はっきり言ってしまいますと、王国の押し付けたい宗教の元ネタがミトラ教だからですね。

 


 世界宗教の群像です。様々な宗教が象徴的に描かれていますが、全ての手本は”牛を屠るミトラのレリーフ”です。そして、以下が一週間のもう一つの顔です。




 日月火水木金土と辿ると一筆書きで7芒星が描けます。太陽系のならびは水金地火木土ですが、曜日のならびは日月火水木金土。惑星の名前を持ちながら太陽系と並びが違う意味はこれです。そうして浮かび上がった7芒星は、エジプト神話の9芒星のように太陽を中心に左右で対が表されています。以下のように。



 わたくし達が当たり前過ぎて疑わない”概念”とは、総じてこうゆうモノです。突きつけられても概念が邪魔をして受け入れられません。もの凄く危険な事だとは思いませんか?


 本日はここまでと致します。最後までお読みになって頂けたなら、トップ画像の意味が理解なされたかと思います。あなた様の概念が少しづつ変わり始めましたなら、引き続きお付き合いをお願いします。


 


 追記です。


 惑星の説明で 木星=Thor と申し上げました。そして、わたくし達はそれと知らず常識化されていると。良く分かる車のCMがありましたのでどうぞ。

 この車の名前は「THOR」です。なのに「Tall」と呼び、CMの内容もTallの意味で使用していますが、車の名前は「THOR」です。ソーなんです、現実は。


マトリクスのような現実なのです。



閲覧数:3,971回0件のコメント

Comments


Category
bottom of page