本件は「占星術=Magic」について綴ってまいります。すでにこの表題の時点で「???」となっているのではないでしょうか?あなた様の概念ですと占星術はAstrologyであり、Magicは手品となっている事でしょう。更には、占星術は占いだとも思い込んでいる事でしょう。これらはあながち間違ってはいませんが現代の概念です。この概念で古代を見てもさっぱり分かりません。ですので、まずは占星術=Magicの概念を正し、その開いた目をもってして現代のマジカルな象徴をご覧になり考えてください。
始める前に注意点を申し上げます。まず、わたくしは現代の占星術を全く知りません。ですから、ラッキーカラーや今日の運勢とかのお話ではありません。「全く知らないのに占星術について書くのか?」とお思いでしょうが全くその通りです。これから綴りますものは、わたくしが象徴を学んでいたらいつもぶつかる壁があり、何度もぶつかるうちに覚えてしまい、後から「あ、これって占星術に関係してるのかな?」と気が付いたものです。
それでもわたくし、”見るサイトによって結果の違う現代の占星術”を学ぶ気になれず、ずっと放っておいたのですが、何度も壁にぶつかっているとたま〜に奥の方まで見えてしまうことがありまして、それらをつなぎ合わせたものが本件となります。故に不明瞭で不確実、難解な事も多分に含みますのでご指摘等ございましたらご教授くださいまし。では始めましょう。
まずはマジックの語源から辿りましょう。Magicの語源はMagiです。そのMagiの技=Magicを使う人がMagicianです。ではMagiの技とはなんでしょう?最古のMagiから読み取りましょう。
最古のMagiはカルデアン・マギです。カルデア人のマギです。現代のカレンダーの語源がこのカルデアからですので、カレンダー=暦はMagiの技の一つだと理解できます。この暦をもう少し大きな視点で捉えますと”時間”です。では時間の定義を発見したのは誰だと思います?カルデアン・マギです。木星と土星の公転周期から60秒を定義したとされています。詳しくは「土星とクロノスと時間と死」をご覧ください。
以上の事柄から「Magic=天文学」が容易に結びつく事と思います。では次です。マギは惑星の周期性を理解していました。我々よりも深く。その意味はあの格言にもあります。
上の如く 下も然り かつて在りしものはまた現れる
分かりやすく例えるなら毎年訪れる季節や台風などの定期的に訪れる災害。古代エジプトでは定期的に訪れるナイル川の氾濫を理解していました。地球の周期性の一つですね。神話においてはπ=円=時間が最上位で祀られますのでとても大切な事だと理解できます。
この地球の周期性を理解していますと来年が予言できます。例えば、「来年の六月ごろには梅雨になります」と言うように。現代では誰でも知っている周期性ですので予言と呼ぶには馬鹿馬鹿しいですが、”地球の周期性”を知らない古代だったならどうでしょう?知識の無いものからしたら預言者です。その技は”占い”と呼ばれ占星術となります。Magic=天文学=占星術が繋がります。これらの知識を操る土台として、文法、論理、修辞学、数学、幾何学、音楽があったのでは無いでしょうか?つまりリベラルアーツ。
ですが古代人はそんな短い周期性を知らせるために知識を残したのでしょうか?そんなはずはありません。もっと長い周期性を伝えています。その年数は25920年です。
地球の歳差運動の周期は一周25920年です。この周期性を知る方法は二つあります。
一つは北極星です。歳差運動のため北極星の位置は時代によって違います。
もう一つは春分点です。こちらは北極星ではなく太陽の春分点を基準にし表しています。春分点も北極星同様に時代によって移動します。どこを移動するのかと申しますと黄道十二宮です。春分点が一つの宮を抜けるのにかかる年数は2160年。
2160年 × 12宮 = 25920年
こうゆう所にも216が現れますの。故に大切な事だと分かります。話を続けましょう。
ギザのピラミッドも25920年の周期性を伝えています。
王の間から伸びるシャフトはりゅう座αを示し、北極星がりゅう座αだった時代にピラミッドが完成したと言われています。女王の間から伸びるシャフトはこぐま座βを示し、これは現代の北極星の位置です。これ結構重要な事だと思うんですよ。だって、
ピラミッドの女王の間が示す時代が今なんですよ。
25920年の周期の今なんです。
もう一つ過去に高度な天文知識を有していた文明がありました。マヤ文明です。この暦は終末論に利用され大いに騒がれたので記憶してらっしゃると思いますが、マヤの暦は2012年で終わっています。つまりこちらの文明も今の時代をなんらかの区切りとして見ていました。では考えてください。高度な天文知識を有した両文明は何を占ったのでしょう?
25920年に一回訪れる何を占ったのでしょう?
「そんな古代人の星占いを真に受けて何だと言うのだ?」とお思いでしょうか?では、現代でも重要な事を行う時、星占いに合わせ行われているとしたらどうでしょう?小説「ロスト・シンボル」から引用します。ラングドン教授の授業中のやりとりです。
「待ってください。つまりそれは......占星術のようなものだと?」
「その通り。今日の星占いとは違うがね」
手が上がった。
「建国の父たちは占星術を信じていたって事ですか?」
ラングドンはニヤリと笑った。
「大当たりだ。ワシントンDCの中心部では世界中のどんな都市よりも、建築物に占星術の印が ( 十二宮、星図、占星術に基づいて特定の日時に据えられた礎石と言ったものが )数多く発見できると言ったら?憲法起草者の半数以上はフリーメイソンで、星と運命が密接に結びついていると固く信じ、新世界を打ち立てるにあたって天の配置に細心の注意を払ったんだよ 」
教授の言った通り、ワシントンDCは天の反射で作られています。ギザがオリオン座の三つ星の反射になっているように。
ワシントンDCは、アークトゥルス、レグルス、スピカのトライアングルが反射しています。
うしかい座にアークトゥルス、乙女座にスピカ、獅子座にレグルスです。ちなみに、うしかい座はアトラスの事で乙女座はイシスの事です。この三角形が以下のようにワシントンDCに反射しています。
ホワイトハウス=アークトゥルス オベリスク=スピカ レグルス=議事堂
前述の教授は「世界中のどんな都市よりも」と前置きしています。つまりこの都市ほど凄くはないが他にもある事を示唆しています。このような視点で世界を見渡しますと、それはそれは上手に仕上がってますわよ。それらはおいおい綴ってゆきます。
こうゆう人々がMagicを使い物事を進めているのですからアレももちろんそうなっています。Do You Believe in Magick?
このように、古代から天文学・占星術はずっと利用され現代でも同じように利用されています。これほどまであからさまなの にも関わらず我々は気づけません。隠されているからです。なぜ隠されてると言い切れるのかですが、それは歴史を見れば明らかです。マジモンの古代の遺物「アンティキティラ島の歯車」はメイドイン紀元前です。太陽系の惑星の周期性を再現していた遺物です。ですがその後はどうでした?我々が刷り込まれる歴史では「天動説」がありその後「地動説」となりました。おかしいですね?元々地動説だった知識がいつの間にか隠され天動説になっていました。「フラットアース」なんてのもありました。どこの団体がそうしたのかは明らかですね。暗黒時代と呼ばれる時代をお調べになってください。余談ですが、近年フラットアース説が再浮上してきてます。現代なりに姿を変えて。もしかして、またあの時代まで巻き戻す気なのかしら?
ですから現代の占星術は眉唾なのです。ラッキーカラーや金運、恋愛や相性など、”古代の賢人がそんなものを占う為に占星術を使用したとは思えません”。故に、本件で綴りました内容に繋がるような占星術を学ぶ必要があり、そうゆう知識がある方はいないかなと思いまして前記事でメールの募集をかけました。それに付随し、わたくしの言う占星術の定義を本件で綴りました。ご理解いただけたなら幸いです。
本件の締めとしまして色々と調べる時に便利なツールをご紹介します。一つは誰でも知っているとは思いますがGoogleearth。地上の真実は神の視点でないと見えませんので。もう一つはStellariumです。星空を見るのに非常に役に立ちます。過去も未来も緯度も経度も自由ですので、前述の特別な建築物の礎石が据えられた特別な星空も確認できます。それが分かれば、これから来る特別な星空の日に何が起こるのか予測できないものかしら?なんて考えたり考えなかったり。
では本件はこれまでとします。あなた様のマジックの概念が変わりましたなら引き続きおつきあいをお願い致します。
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