本件は女神崇拝、または地母神崇拝について綴ってまいります。一般的にはキリスト教の台頭とともに忘れ去られた古代の信仰と言うことになっておりますが、わたくしの視点で世を見渡すと未だにこの信仰は行われています。と言うより、古代よりずっと女神崇拝は続いています。そして例の如く、被支配層には見えぬよう上手に隠されております。この女神崇拝が見えるようになると陰謀論に付き纏うモヤモヤが消え去ることでしょう。ではまいりましょう。
まず本題へ入る前に念頭に置いていただきたい事柄をいくつか申し上げます。
一つ目は「第四十一件 象徴数字911」の最後でお伝えしたように、”我々が教育で刷り込まれた歴史は当てにならない”と言うこと。
二つ目は次の言葉をよく理解してください。「太陽は太陽、光は光。どれだけ表す言葉を違えても、示す理は同じです」。
三つ目。宇宙の根本原理はπとΦであり、数字では3.14159... と 1.61803.... です。
上記を念頭に置きながら女神崇拝について古代から現代までを繋げてゆきます。少々長くなることと思いますがどうぞ最後までお付き合いを。
では数字を根幹に据えた最も古い体系から始めます。それはカバラ体系と呼ばれるもので日本語では数秘術と呼ばれます。このカバラ体系に「神性」を加えたものが宗教です。これについてよく表しているマンリー・P・ホールの一文を引用します。
カバラ体系の中には非常に入り組んだ形で、錬金術・ヘルメス学・薔薇十字団・フリーメイソン運動などの教義が織り込まれている。カバラ体系とヘルメス学という言葉は、今日ではほとんど同義語として受け取られ、古代の深遠な秘教哲学の全てを覆っている。紀元後の始めの数世紀、カバラ体系はごく単純なものであった。それが次第に精緻な神学体系へと発展し、果てはその教義が全く理解できないほど難解なものになってしまった。
ですからHOMEの格言にもある第33階級 騎士 レノルド・E・ブライトの言葉が重要なのです。
そこで知恵は、その真理を象徴で包み、その直感を寓意で覆う。信条・儀式・詩は、比喩であり象徴である。無知な物はそれを文字通り受け取り、自分で言葉の牢獄を建てる。
次に、このカバラ体系とはどのようなものかを正確に述べている一文を引用します。この言葉を述べているのはアレイスター・クロウリーです。陰謀論にアンテナを張っている方にはお馴染みの悪役ですが、その言葉まで悪とは限りません。真理を象徴で包み、直感を寓意で覆うのは何も古代の専売特許ではございません。手を替え品を替え現代なりの形で利用されております。ではクロウリーの一文です。
聖なるカバラとは、存在、偶然の事象、思考、単細胞生物、原子、波動、大量のエネルギー、概念、その他われわれが何と呼ぼうとするものであれ、それらを分類し、その間の関係を記憶し、論じ、巧みに処理する一つの方式である。この方式の構成単位は数である。一般には自然数であるが、他の数学的専門記号を除外する理由はない。各単位は生命のある概念、または人である。その一つ一つに対し、他の全ての概念が何らかの形で本質的に関係している。
333から始まり666を通過するあの数列を思い出してください。また、πとΦが全ての物質の生成に関係している事も思い出してください。この世の仕組みを理解する上で数字が必要不可欠な事はこれまでに何度もご説明申し上げた通りです。それらをきちんと体系化した教義がカバラ体系です。このことについてフリーメイソン33階位アルバート・パイクは以下のように述べています。
カバラの奥義を極め、その教義がいかに整合的であり、いかに単純であり、同時にいかに絶対的かを理解した者は、心中、感嘆の念に満たされざるを得ないであろう。理念と図形の必然的結合、簡素な文字による最も深い実在の聖別、「言葉」と「文字」と「数」の三位一体、アルファベットのように単純で言葉のように深淵にして無限な哲学、ピタゴラスのよりもっと完璧かつ明瞭な公理体系、10本の指を折るだけで要約し得る神学、幼児の手のひらに乗せることのできる無限、そして10個の暗号、22の文字、三角形、四角形、そして円。これら一切がカバラの基本的要素なのである。
カバラ体系の奥義を含む全てを理解することは被支配層のわたくしではほぼ不可能でしょう。ですがマンリー・P・ホールが述べたように、紀元後のはじめの数世紀、カバラ体系はごく単純なもでした。また、自然界をよく観察すれば誰でも多種多様な生命の数学的関係に気がつけます。なまじ齧った天文学の知識でも、同様に神がかった数学的秩序が見えます。
要するに、神性に惑わされない視点で永遠普遍のものを測り見える数学的秩序がカバラ体系であり、その入り口は古代の賢人たちも歩いた道であり、それは誰でも理解可能なのです。誰の言葉かは忘れましたが的を得た良い言葉があります。
古代の賢人は神の足元で科学した
そして再度アルバート・パイクの言葉を引用します。
異教とキリスト教の、初期の祭司と預言者の多くは天文学と占星術に通じていた。彼らの著作は古代科学に照らして読まれた時、最もよく理解される。天体の構成と周期性について人間の知識が増すにつれ、天文学的な原理と用語は、その宗教体系に導入された。守護神たちは惑星の座を与えられ、天体はそれに割り当てられた神の名で呼ばれた。恒星は星座に分類され、この星座の間を太陽と、衛星を伴った惑星がさまよった。
全ての始まりにあるものはこの世の数学的秩序。π、Φ、円、黄金率、周期性。これらに神性が加えられたものが神話であり寓話です。そして知恵が隠されたものが宗教と呼ばれます。どこの宗教の神も何故か人格を持ち人の世にあれやこれやと口を出してきます。代表的なものですと中世の暗黒時代。宇宙の根本原理など被支配層には一切伝えず、無理くりな世界観・価値観を押し付け民を隷属させていました。
そこからだいぶ端折りますが、こんな神様一強時代こんな事を言う人達が現れます。
「神や奇跡など無く、全ては科学」
フリーメイソンリーです。現代の英産フリーメイソンと混同しないでください。ニュートンに乗っ取られる前のフリーメイソンリーの事です。(ソース)
至極真っ当な事を言っているので、当然のごとく会員数を増やし後にフランス革命の要因となります。そして前述しましたが1717年に乗っ取られます。間接的にそこの国に我が国は乗っ取られましたので我々日本人の思想は「神や奇跡など無く、全ては科学」が根本にあるのです。ですから神性に重きを置く国の思想は理解できません。その為、神話から科学を読み取ることが出来ず、カバラ体系を理解する妨げになります。その逆も然りで、神性に重きを置く人は神と数字を結び付けられません。つまりは、被支配層には理解できないようになっております。この世の支配システムと言うものはホントよく出来ております。
そして肝心の女神崇拝ですが、これまでに述べた団体はどこも女神崇拝をしています。上記の流れを念頭に古代からその意を繋げてまいります。
まずこの世の根本原理はπとΦです。3.14と1.61、円周率と黄金律。もうこの時点で根本原理には3つの異なる呼び名がある事にお気づきでしょうか?ですが示すものは同じです。この考え方を忘れないで下さい。
ではまいります。もう一つの根本原理は”対”です。世の中の物質は「似て非なる対」で成り立ちます。天地、男女、火水、光闇、似ているけれど違う対です。これらがπとΦに結び付けられます。
π = 天、男、死、火、光、見えない
Φ = 地、女、生、水、闇、見える
色々と説明したくなってしまうところをグッと堪えて本題の地母神崇拝に関わるところだけ抜粋し説明します。上記のアンダーラインの部分が地母神崇拝の象徴として用いられています。天上が男なら地上が女。大地は女性のように様々な生命を産み、また命尽きたものを胎内に包み込み、新たな生命の糧とし再度生命を産みます。水、海も生命のゆりかごとして容易に結びつくでしょう。
また、建築物というものも女性の象徴です。有名でタイムリーなものですと「ノートルダム大聖堂」。ダムの意はマダムです。これに限らず教会と言うものは全て女性の象徴です。ですから至る所でΦに関する象徴が用いられ作られます。詰まる所、この団体は女神崇拝だと言うこと。
前述のπとΦのカテゴライズの最後「見える・見えない」の対の象徴は結構えぐい象徴へと繋がってしまいますがご紹介いたします。この象徴の見方は、「男・死・見えない」と「女・生・見える」の対で分けます。女性の象徴は前述の通りです。問題は見えない死の象徴です。これを読み解くには死の象徴を知らなければなりません。簡単です、十字架の事です。人が磔られ死を迎えるため古くより死の象徴とされています。つまりノートルダムには見えない十字架が掲げられています。見えない十字架が見えますか?
生と死を合わせた象徴ですね。ここで祀られているのは例の太陽神だと大衆は思い込んでおりますが、その実は太陽神を産んだ母であり女神、つまり地母神を祀っています。
イエズス会の創始者イグナチオ・デ・ロヨラも女神崇拝をしてます。子供の太陽神ではなく母親の方に光輪がありますでしょ?しかもチェックの床の上で。
左がエジプトの女神ISIS、右がMariaです。太陽神を抱く母親が崇拝対象です。冒頭の言葉を思い出して下さい。
「太陽は太陽、光は光。どれだけ表す言葉を違えても、示す理は同じです」
フリーメイソンの祖との説があるテンプル騎士団も上記の団体と同様です。テンプル騎士団処刑の口実となった「団員が懐に隠していた神像」はバフォメットと言われます。禍々しい象徴ですが意味を理解すれば女神崇拝だと分かります。
まず、五芒星は1.618、黄金比の象徴であり女性の象徴です。次に、もっとも目につくヤギの頭の意は山羊座です。これがなぜ女神に繋がるかは少々星座の知識が必要になります。黄道十二宮で山羊座の反対は蟹座です。蟹座はTropic of Cancer(北回帰線)で用いられる太陽の象徴です。なぜなら夏至の北回帰線上が一年で一番太陽が高いからです。その逆がTropic of Capricorn。冬至の南回帰線上が一年でもっとも太陽が低い=夜が長い=夜の象徴となります。そうなりますと昼間の太陽の対は夜の月。太陽が男神なら月は女神となるのです。また、男が力なら女は智。古代の女神ISISは魔術師でした。そんな魔術師は杖で象徴されます。性器から飛び出ているカドゥケウスの杖の事です。
これら様々な時代の女神の象徴を一つにまとめたものがバフォメットです。象徴をみる目がなければただの禍々しい神像にしか見えません。また、こんな絵からは真実を拾おうと試みる者はおりませんし隠されているなんて露ほども考えません。このように知恵と言うものは古来よりズ〜っと隠され続けてきたのです。目の前にあっても気づけないのです。
ついでですのでテンプル騎士団に関する「目の前にあって気づいていない事」をもう一つお話しします。あなた様は記憶のどこかにいつの間にか「13日の金曜日は不吉」と刷り込まれていません?この所以は、テンプル騎士団が処刑された13日の金曜日に由来すると言われていますが私の視点では女神崇拝の象徴です。
まず、13日の金曜日は年に1回、多い年や閏年で2、3回しかない珍しい日です。金曜日の由来は北欧神話の女神フレイヤ→フライデー。つまり金曜日は女神の日です。次は13の象徴ですが、これは月の数字です。太陽暦は365日で一年、太陰暦は355日で一年ですが、太陰暦で365の近似を求めますとこうなります。
28日×13月 = 364日
月と同様に女神として象徴される金星も13を持っております。地球が太陽の周りを8回公転する間に月は13回公転します。では今一度女神の象徴を整理しお考えください。バフォメット、金曜日、13。どれも女神に繋がりますでしょ。
では現代使用されています13もみてみましょう。あなた様も毎日この13の象徴を見ていますが気付けていないのでしょうか。GHQの通訳だった男が米から持ち込んだあの企業のロゴです。
えっ「あのロゴはマックの頭文字のMだ」ですって?では、アルファベットの「M」は何番目のアルファベットですか?どっちにしろ意味は同じなのです。
あなた様は”ここ”の食品を食べる習慣がありますか?もしお有りなら良く考えた方がよろしいかと。私はこの映画を見てから一切口にしていません。当然です、危険ですから。
もう一つついでに読んでください。こちらは象徴ではなく宇宙の神秘です。この世はハイパーキューブの4Dなので特別なものには同じような数字が現れてしまいます。地球が1回公転するあいだ月は13回公転します。1:13です。地球と月の大きさの比率は3:11です。本当はこの様な数字で見える不思議を神秘と言うのです。
さて、これらの知恵や象徴、知らぬは被支配層だけなのです。HOMEにあるヴェシカのスライドも再度ご覧になって下さい。意味もなく古代から現代まで同じ象徴が使用される訳がありません。ここからはいくつか現代の女神崇拝の象徴をご紹介いたします。まずは以下のヴェシカモチーフのロゴ。どのブランドも絶対に廃れずいつの時代も売れ続けていますでしょ?おかしなくらいに。
古代エジプトの女神は魔術師ISISです。通貨というものは総じて魔法です。だって、無価値な紙切れですもの。みんなが一斉に「価値があるものだ」と認識しているため可笑しな価値が創出されまかり通ってしまうのです。
なんであんなやりづらいボールでプレイするのでしょうね?フィールドの円と三角の象徴はピラミッドです。理由はこちらの記事からどうぞ。なぜスポーツにこんな象徴が用いられているか分かります?もう何度も申し上げておりますが、パンとサーカスです。
少し前に申し上げた「見えない十字は結構えぐい象徴に繋がる」と言うのはリアルにエグいのでリンクを貼っておきます。こちらからどうぞ。見えない十字架が見えましたか?
見えない十字架が見えたなら、以下の画像のオリオン座のように並んだ三つのピラミッドも偶然でそこにあるなんて思いませんよね?
本件はここまでと致します。女神崇拝の概要はご理解頂けたかと思います。象徴とは目の前にあっても見えないものばかり。本件を通して少しでも現実が見えるようになりましたなら引き続きお付き合いをよろしくお願いします。
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