本件は、女性なら誰もが貰って喜ぶダイヤモンドのお話です。大きければ大きい程、高価であればある程に喜ばれます。婚約指輪や結婚指輪、普段使いのアクセからフォーマルなアクセまで必要不可欠な宝石ですね。
さて、これくらいヨイショしたところで、いきなりホントの所いきま〜す。
高価とは”価値が高い”と書きます。ダイヤの価値がなぜ高いのかと申しますと”希少性”が1番の理由ではないでしょうか。ではなぜ希少なのか?需要に供給が見合わないため希少になります。ですが、ダイヤが希少な所以は、需要に見合わないように供給がいじられている為です。
ダイヤの値段ってどこが決めてると思います? デビアスです。
ダイヤの供給元ってどこだか知ってます? デビアスです。
デビアスって” De Beers ” って表記しますの。 息子達の象徴ですね。
そのデビアスの成り立ちって知ってます? 以下です。
アフリカのナポレオンと呼ばれたセシルローズは、ダイアモンドを掘り当てて作った資金でダイアモンドの採掘権への投機を行ったり、採掘場への揚水ポンプの貸し出しで儲け、ロンドンのユダヤ人財閥ロスチャイルドの融資もとりつけて、1880年、デ・ビアス鉱業会社を設立した。
で、セシルローズが一発あてた鉱山の名前はキンバリー鉱山です。この「キンバリー」の地名は、イギリスの植民地大臣であった初代キンバリー伯爵ジョン・ウッドハウスにちなんでつけられました。そのキンバリーの紋章は以下です。
いつもの五枚花弁です。五枚花弁が3組。5×3=15、1+5=6。上向きの三角は男性器を表します。男性器が象徴の神はクロノス=土星です。逆に下向きの三角は女性の子宮を表します。
デビアスがどんな会社かご理解頂けたかと思います。お次ぎはデビアスがどうやって価値を創り出したかです。
まずは、過剰なダイヤモンドの生産で値崩れを起こし価値が下がらないように生産調整を行いました。また、他社で生産されたダイヤモンドを全て買い取り販売することで、価格が乱れないように完全にコントロールしました。本来ダイヤモンドとは、ただ単に硬い石で豊富にあります。それこそ工業用のカッターの刃に使われているくらい。レコードを聞く為の針なんかもダイヤです。だいぶ有り余っています。しかし何故か希少で高価です。それは…
全世界で産出されるダイヤモンド原石の80~85%は、ロンドンの中央販売機構 (CSO) に集められます。この凄まじい独占体制は、デ・ビアス社の創設者セシル・ローズによって築かれ、後にアーネスト・オッペンハイマーによって復活し、盤石なものになりました。
当然、こんな商売していたら訴えられます。実際、1994年にデ・ビアス社はアメリカ司法省に告発され有罪になりました。しかしオッペンハイマー会長は、
「ダイヤモンドの高価さは、物質としての価値からくるのではなく、人々の心理的な満足感に支えられている特殊な商品なので、独占禁止法の適用外」
だそうです。はっきり言っちゃってますね、物質的には希少でないと…… では、人々の心理的な満足感とはなんでしょう?いつもの思い込みによる結果が満足感です。
もっとも成功したキャッチコピーと言われる「ダイヤモンドは永遠の輝き」に代表されるイメージ戦略で価値を固定化しました。このキャッチコピーの「永遠」と「愛」を結びつけ、「永遠の愛を誓うならダイヤの指輪」という既成事実の構築に成功し、結婚指輪=ダイヤのリングと定着させました。この結婚指輪の利点としましては、「愛」と「永遠」と「結婚」の証であることから、売り飛ばす人も少なく、中古品が市場にあふれて新しいダイヤモンドが売れにくくなることもありません。「スイートテンダイヤモンド」や「給料の三ヶ月分」など、全部広告戦略の結果です。そうやって刷り込まれた「いいモノだ!高いモノだ!希少なモノだ!」というマトリックスに満足してしまっています。
まぁこれだけなら本人達は知らずに喜んでいるのでよろしい話ですが、それでは終わりません。ダイヤの幻想価格で儲けたマネーはこうゆう流れも生んでいます。以下はるいネットさんから引用させて頂きます。
■武器と交換される「非合法」ダイヤモンド
デ・ビアスにだまされて結婚式にダイヤモンドリングを贈るくらいならば無駄遣いをしているだけだが、もっと深刻な問題がある。彼らがアフリカの殺戮に大きく手を貸しているという実態の事だ。
ダイヤモンド市場における流通の独占と価格の統制は、必然的に非合法な流通をもらたす。これを阻止するため、「非合法」なダイヤモンドを、デ・ビアスの息のかかった人間が買い取っているというのである。
【ABC Radio National - 背景報告:ダイヤモンドのアフリカ傭兵 Background Briefing: The Diamond Mercenaries of Africa(1996/8/4):リンク 】
シエラレオネ、アンゴラ、南ア、これらの地域は絶え間ない紛争が拡大しているが、その武器調達の主要な資金源が非合法ダイヤの売買である。ZIRIAN国境で行われる、ポケットに入る程度のダイヤ原石の1回の取引価格は200万ドル-2億円にもなるという。イギリスがアフリカで密売しているAK銃は、1丁たったの120ドルだ。 【ミハエル・カラシニコフ千一夜:リンク 】 武器がなければアフリカの内戦で度はずれた大虐殺が起きることはなく、せいぜい牛刀で斬りつけあうくらいだが、しかし、その武器が、ダイヤモンドの幻想価格を維持するための密売を資金源として供給されているのだとしたら、ダイヤモンドの輝きは多くのアフリカの人々の血にまみれたもの、と言わざるを得ないだろう。
それらについては映画にもなっています。「ブラッド・ダイヤモンド」です。映画の詳細についてはこちら。文章で読むより映像で見た方が実感できるのではないでしょうか。
さてさて、かなり前置きが長くなってしまいました。ここからがタイトルの「ダイヤモンドの持つ数字」についてです。As Above So below が見えますよ。
今まで長々とご説明申し上げましたのは、ただの炭素の結晶が宝石の最上位に置かれ、奇妙な程に守られている事実を理解して頂きたかったからです。そして、それを貴族が守り象徴化しているのなら、わたくし達が見ているモノは違います。
なぜダイヤなのか?
簡単です。いつもと同じです。炭素は”コレしかない数字”を持っているからです。少々振り返りながら繋げてゆきましょう。
いつもの雷神ソーと死神クロノスのコンビです。外惑星最初の巨大天体で実体(固体)を持たないガス惑星。神話で言う”天国”の”巨大”な存在の神で表される惑星です。4面体と6面体の意味は惑星の軌道円周を表す幾何学です。
では少し遡ります。ルシファーが知恵の象徴である所以です。ルシファーとは燐です。白燐と黒燐の結晶構造を見てみましょう。
左が白燐で右が黒燐です。燐の原子番号は”15”です。(1+5=6)元素記号はphosphorusのP。phosphorusはラテン語で"Lucifer ルシファー"。
このように、宇宙レベルのスケールが電子顕微鏡レベルのスケールと一致します。そうゆう数字(幾何学)を持っているモノは総じて大切にされます。
しつこいようですが一週間の意味でもある、コレしかない5つのプラトン立体を思い出して下さい。
ではダイヤのお話の核心に参ります。ダイヤモンドの原石は、そのほとんどが3種類の基本となる結晶の組み合わせにより成り立っています。神秘をご確認下さいまし、どうぞ。
下の画像は上の画像のように。
ダイヤモンドは炭素の結晶です。その炭素の結晶構造は、陽子6 中性子6 電子6 です。元素番号は6、元素記号はCarbonのC。1番有名なラウンドブリリアントカットは 33面+25面の58面体です。
さらりと書きましたけど気付きました?
元素番号6 陽子6 中性子6 電子6
33面+25面の58面体
上部クラウンの部分が33面です。詰まるところ、以下の画像は全て同じ象徴だと言う事です
テッテレーって効果音が聞こえてきそうな程に上手くまとめられたのではないかと自画自賛で本件を締めたいと思います。あなた様の頭の中でもテッテレーっと鳴りましたなら引き続きお付き合いをお願い致します。
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