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執筆者の写真霜月 やよい

第五十八件  カバラの奥義

更新日:2020年5月29日



 本件はカバラの奥義について綴ります。「おいおい、そんな簡単に奥義を綴って大丈夫か?」または「なんでお前がカバラの奥義を知ってるんだ?」とお思いでしょうが、多分すでにあなた様は後存知なのですよ。カバラの奥義を。ただちょっといつものように常識が邪魔をして見えていないのです。このカバラの奥義と言いますか「視点」を理解する事で、古代の賢人が何を大切にしていたか、また何を伝えたかったのかが分かります。では始めましょう。


 


 カバラの奥義の図と言われているのが上記の「セフィロトの樹」です。誰が見ても魔術的な怪しいイメージが飛び込んできます。そう出来ていますから。この図では光が眩しすぎて本来の図が見えませんのでもう少し分かりやすくして見ましょう。




マルクトが地上であるとかダートは隠されているだとか色々と説明がなされていますが、この説明すらも半分正解で半分光が眩しすぎます。どうゆう意味かと申しますと以下の画像をご覧ください。



 そう、太陽系の仕組みです。なぜダートが隠れているか意味がわかりました?思い出してください、神話で冥王星の神が保持する武具は「姿隠しの兜」です。これが意味することは、冥王星は遠すぎて太陽の光が届いたり届かなかったりします。そのため、冥王星は見えたり見えなかったりします。ですから、冥王星を示す神は姿隠しの兜でその性質を象徴化され、セフィロトでは「隠れたセフィラ」と表されます。また、マルクトの位置は地球です。太陽系の惑星の影響が全て地球に注がれていることが分かります。ですから惑星が並ぶ時は注意が必要です。その影響は計り知れませんので。また、セフィロトのwikiに書かれているセフィラと惑星の対応が違いますが、多分これすらも入れ替えられている可能性があります。なぜなら「惑星と色と元素」というものは繋げられ体系化されています。私の知っている”それ”とセフィロトのwikiに書かれている”それ”は明らかに違います。この世の原理原則は一つですので、そこから外れているものはおかしいのです。


 さて、ここまででセフィロトに対する見方が変わったかと思います。いつものことですが、光を取り払い現れるものはこの世の原理です。では再度記憶を呼び起こしてください。この世の原理を表している最古の幾何学を。そうフラワーオブライフです。




 だいぶ以前の記事になりますがフラワーオブライフについて綴った記事があります。そこでも申し上げましたが、フラワーオブライフには様々な解釈があります。この世の仕組みは一つであり、それを最もシンプルに表している幾何学がフラワーオブライフです。なぜ急にカバラの話からエジプトの話になるかと言いますと、繋がっているからです。百聞は一見に如かず。以下をご覧ください。



 これだけではございませんのよ。この世の原理を表すもう一つの幾何学を思い出してください。ベクトル平衡体です。




 では、このベクトル平衡体とフラワーオブライフとセフィロトの樹を合わせて見ましょう。示しているものは一つですので繋がるはずですよね?




 ぴったり重なりますでしょ?なんでもそうですが、奥義や答えは目の前に転がっています。それを答えだと認識できないようにわたくし達の頭の中が弄られているのです。こうゆうことに気が付けないように陰謀論や各種宗教で眩しすぎる物語を撒き散らすのです。逆に言えば、こうゆう見方ができれば現代の象徴もたやすく見極めることができます。物事を細かく見るのではなく、”抽象的”に捉えることがとても大切です。ピカソの絵が高額な理由はここにあるのではないでしょうか?あれは誰が見ても子供の落書きのようですが、この世の真実を見る見方は”抽象的に見る”事です。それを表しているピカソ、何か知っていたのでしょうね。

 なぜそう考えるのかと申しますと、ダヴィンチの絵にあります。ダヴィンチの絵が高額な理由は古代の知恵である黄金比をたくみに用いているからです。となるとダヴィンチもカバラを知っていたはずですね。ではダヴィンチの残した幾何学を見てみましょう。


 知恵は一つですからこのように重なります。全ては同じものを表していますが、伝え方が違います。そこに、どこの誰かは知りませんが、眩しすぎる光で真実を見えなくする者がおり、結果、訳の分からない宗教じみた解釈が蔓延してしまっています。





 例えば「メタトロンキューブ」。某宗教の大天使の名前がついた幾何学で、フラワーオブライフと繋がっていることは有名ですが、なぜ名前の最後に「キューブ」がついているかには誰も言及しません。この画像を探し日本語で検索をかけたところ、なんともまぁ辟易するような戯言ばかりでビックリしました。これがなぜメタトロンキューブと呼ばれるか?それは見方を変えればたやすく理解できます。この世は光と陰の世界。今あなた様が見ているメタトロンキューブは陰の姿。光の姿は以下です。







 思い出してください。この世の最大の仕組みはハイパーキューブ。三次元が永遠に繰り返される4次元の世界。





 古代の賢人が残した「神」という概念は、πとΦが織りなす「物理法則」の事です。あれやこれやと人間界に口を出し金を要求する「神」ではありません。人の世に戒律を課し争いを起こさせる「神」でもありません。ましてやたかが人間が神になることもありません。きちんと光を取り払い真実を理解すれば、いたるところに神の痕跡があります。その痕跡を神の印という見方が出来ないため世の仕組みが理解できません。ですから古代の賢人は前述のような方法で物の見方を示したのです。ではカバラの視点で神の姿を見てゆきましょう。



 

我々人間に最も身近で最も大きい神の姿は銀河です。



神の姿は一つなのでその影響下にあるものは全て同じ仕組みでできています。







 神の姿は渦だけではありません。渦はπとΦが織りなす形です。時と場合によりどちらかが多く現れることもあります。大体はΦが多く現れます。



 我々は数を数えるとき1、2、3、、、と一つずつ足して数えてゆきます。ですが自然界では1,1,2,3,5,8,13,21,34,,,,,と黄金比で増えてゆきます。これがもう一つの神の姿。




 並べてみれば人の肺も植物も同じ仕組みで成り立っています。




 人間の虹彩と木の根も同じ仕組みで成り立っています。




 

 古代の賢人が何を神と定義したかご理解いただけましたでしょうか?そして何を大切にし何を伝えたかったかもご理解いただけましたでしょうか?


 最近はコロナ騒ぎで疲れ切り、憤りが溜まってしまいこのブログの本来の姿を忘れていました。本件はそこら辺を取り戻すべく綴りました。わたくしに出来ることは伝えること。真実を伝えること。愚痴をこぼすために始めたブログではなかったのですが、最近のわたくしはどうかしていました。再度原点を思い出し、これからも世の隠れた真実を出来る限り綴って参りますので、引き続きお付き合いをよろしくお願いいたします。

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