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執筆者の写真霜月 やよい

第六十三件  吉兆か凶兆か

更新日:2020年5月29日



 古来より人は天の異変を何かしらの前兆と捉えてきました。ある国では吉兆とされ、またある国では凶兆とされました。本件はこれからすぐに来るであろう前兆について綴ります。

ですが本題に入る前に少しだけ”周期性”の大切さについておさらいしておきましょう。前兆とは周期性あってのものなので。では参ります。


 学びはいつも自然界にありますので、まずは身近な自然界から周期性を学びましょう。

古来より地上を統治する王権を最後に渡される太陽。太陽の周期性についてこれまでも度々述べて参りましたので分かっているとは思いますが、春分、夏至、秋分、冬至の四節です。故に太陽十字は円で太陽の周期性を、十字で四節を示しました。某宗教の象徴ではございませんよ。それが出来るより前の時代からのシンボルです。いつものことですが、前からあったものを後から盗って、そいつらが「我々のシンボルだ」ってしちゃったんですよ。明治維新を正しく見ている賢しい人なら気づくでしょう。あの時代に溶鉱炉を持っていたあの大名も同じ家紋だと。もちろんそ家系は今でもね...... 言わせないでくださいまし。



 話を戻しましょう。太陽は一年を通して高度が変わります。夏至が一番高く、冬至が一番低く、春分秋分はその中間の位置です。連続写真では以下のように見えます。時間の象徴と太陽とが重ねられる所以はここにもあるのではないでしょうか?時間=∞と表せますから。

(余談ですが、近代使用されている「8」の象徴数字もこの意味が重ねられているのかもしれませんね。そう考えると色々と合点がゆく象徴がありません?日本では昔、海賊船のことをなんと読んでいたか知っています?)




 この太陽の周期性を利用したものが365日の太陽暦であり、今現在我々日本人が使用している西洋由来の暦です。いつも言っている明治6年1月1日から始まった暦です。

3ヶ月×四節=12ヶ月。

 この周期性の影響は言わずもがなですね。異なる四節の日照時間で地球の気温を上げ下げし季節をもたらす程の影響力です。



 続きまして、神話内において太陽と双子で描かれる月の周期性です。地球は太陽の衛星ですので太陽の周りを365日で一周します。ですから太陽暦は365日です。月は地球の衛星ですので地球の周りをを28日で一周します。この月の周期を太陽暦の一年に合わせたものが太陰暦です。28日×13ヶ月=364日。


 

 その影響力は潮力となり現れ、地球表面の71.1%を占める海水を上下させるほどです。 そしてその並びが太陽とも重なる時、その力は増幅されます。



 古来より最も身近な神と象徴化されたこの二つの星。地球にこれほどの影響を与えるのですから我々の人体にも顕著に現れています。太陽は体内時計を司り覚醒と睡眠の周期を知らせます。月は女性の月経周期として現れ、卵(子宮)の周期を知らせます。ですから24時間周期を示す言葉には太陽の”日”が使われ、28日周期を示す言葉には月が使われます。

 これらの知識を現代では”バラバラ”に、また”当たり前”として刷り込まれますのでその重要性に気が付けません。ではここで古代の魔術師の視点を見てみましょう。マンリー・P・ホール著「古代の密議」より引用します。


古代の宗教、哲学、科学が惑星、日月、星座の研究からどれほど深い影響を受けていたか、現代人がそれを正当に評価することは難しい。ペルシアのマギが「星辰の観察者」と呼ばれたことも決して故なきことではない。エジプト人は天体の影響力や運動を計算し、国家や個人の運命に対する星辰の影響力を認識していたことにかけて、特別の名声を保っている。 

 宗教、哲学、科学を分けて考える我々の層では正当に評価することは難しいですが、カレンダーの語源がカルデアン・マギですので”極一部の人達”は現代でも正当に評価しています。事物に名前がつけられるほどのパワーを持つ人々です。思い出してください。名付けは神の模倣です。


 太陽と月の周期性とその影響力を再認識できましたでしょうか?ではここで再度思い出してください。過去記事でも書きましたセフィロトの樹を。


 

 太陽系全ての星が直接的、または間接的に地球へ影響を及ぼすことが示されています。言い換えれば、太陽系の全ての星の影響の絶妙なバランスで地球という惑星に生命があるということ。我々が知り得ない星の影響は確かに存在することが分かります。

 そして忘れてはならないのが、太陽系の星は全て太陽を中心に回っていること。つまり太陽系に属する惑星は全て周期性を持っているということ。ただしそれは太陽や月のように日々確認できる周期性とは違います。思い出してください。地球時間の元となった60は12と30の公倍数です。この12と30はそれぞれ木星、土星の公転周期です。つまり時間は木星と土星の周期性から定義されました。時間というものは何人たりとも逃れることの出来ない死を、身分に関係なく平等にもたらします。言い換えれば、この世に生を受けるもの全てが従う”法”であります。この法は木星と土星二つの星の周期性からです。なので神話では土星が前王、木星が現王として二人の王で描かれます。詳しくはこちらの過去記事をどうぞ。

土星の公転周期約30年でも気が遠くなるような周期ですが、冥王星の公転周期はさらに気が遠くなります。248年です。248年かけて太陽の周りを一周します。


 さて、ここで今現在の星の並びをお伝えします。2019.12.3に木星、土星、冥王星が並びました。これは過去記事でもお伝えしていますが、言い忘れたことがあります。上記の公転周期を考えてもらえばわかると思いますが、とんでもなく長い公転周期をもつ3つの惑星なので”一旦並ぶと我々の感覚ではしばらくそのまま”です。占星術での一説によれば、日食の影響は約2ヶ月続くと言われます。時間を定義する二つの王と冥界の王が並ぶ影響は計り知れません。この3つの惑星が並ぶ時、時代の変わり目と言われています。ですからコレは2019.12.3からスタートとされています。


 そして、外惑星の王三つが並びっぱなしの状態で、毎月満月と新月を繰り返します。ですからその影響も顕著です。




 このような長い周期性を、あるものは予言と呼び、あるのもは前兆と呼びました。吉凶は別として、天の時計を使いその時を知らせたのです。


 だいぶ前置きが長くなりましたが本題です。現在の地球は前述のようにとても珍しい状態にあります。そんな時にとんでもない公転周期をもつものが来訪します。その公転周期は6011年です。そしてまたこの彗星の名前がね......



 現在は核が崩壊したとかなんとかで、上の画像ほど尾を引きませんが、6011年前の人達にしてみれば地上に星が落下したように見えます。神話にある”地上に星が落下した”との表現はこうゆうことなのではないでしょうか?

 この彗星は、放物線に近い軌道を持つ彗星で2019年12月28日にATLASの観測で発見されたため「ATLAS」と呼ばれています。この彗星を観測したATLASは「Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System」つまり「小惑星地球衝突最終警報システム」の略です。だからと言ってこの彗星が地球にぶつかるとは申しません。ただ、前述の惑星の影響を考慮すると、「地球の近くを通るだけで影響を及ぼすのではないか?」と思います。


 事物というものは大なり小なり互いに影響を与え合いバランスを保ち存在しています。ただの通りすがりの隕石なら問題ありませんが、公転周期をもつ星となると話は別です。6011年周期というとんでもなく長い周期ですが、公転周期をもつということは太陽系に属しているということに他なりません。この彗星が4月下旬から5月中旬にかけて最接近します。で、さらにです。


 4月29日には小惑星「1998 OR2」が接近します。29日の重要性についてはこちらの過去記事をどうぞ。


 外惑星の3人の王が並び、地上を統治する双子の男神と女神が毎月並び、6011年周期で来訪するアトラスが通り過ぎます。

 このブログに来訪するあなた様がアトラスと聞いて「小惑星地球衝突最終警報システム」を連想する訳はありませんよね。あなた様が連想するアトラスはわたくしと同じあのアトラスですよね?



 ではアトラスの象徴とは何でしょう?アトラスを祀っているこのビルの敷地内から学びましょう。

 この敷地内には3つ象徴があります。良くいる陰謀論者の方はアトラスとプロメテウスの二つを取り上げますが、あちら側は三位一体、トリニティの考え方が大好きですから全部で3つです。象徴は3つ。コレらを一つ一つ見ていけばアトラスの象徴が理解できます。




 天から地上を定義する年老いた神。不死の神々の中で唯一老いた姿で描かれる神は時間の神。その年老いた姿で時間の流れを知らせます。また、コンパスの裏にある文字の最上段にある「wisdom, and knowledge」はイザヤ書33節の言葉です。



スケートリンクの横にあるプロメテウス。この神は天界のかまどから火を盗み人間に与えたとされ神々の王から罰を与えられます。火は古来より知恵の象徴。故にプロメテウスは知恵の象徴。また、プロメテウスは永遠の罰を与えられましたが、ヘラクレスにより助けられました。故に生の象徴でもあります。なぜならこの読み解き方は後述のアトラスの話と対になっているからです。



 アトラスは神々の大戦で最後までゼウスに抗ったため一生天を支え続ける永遠の責め苦を与えられました。プロメテウス同様ヘラクレスに助けられますが、アトラスは再度ヘラクレスに騙されて天を担がされます。三位一体は生・死・時間の3つですから、アトラスの象徴は必然的に「死」になります。


なんともまぁ嫌な予感しません?そんな名前のついた彗星なんて。タイミングも都合よすぎるし。


 しかもですよ。



前述の三位一体が飾られているビルのオーナーが土地を提供した国連にもアトラスがいますし......



前述の三位一体が飾られているビルとオリオン座のように並ぶトランプタワーの隣にも時計を担いだアトラスがいますし.......


 


なんの実験をしているのか良くわからない「CERN」にもアトラスがいますし......




 マウレタニアの王の名前もアトラスです。


これらの象徴を踏まえると、これからすぐ来る前兆は、 吉兆でしょうか凶兆でしょうか。

 本件はこれまでといたします。孤高に歩まれる全ての読者様へ知恵を込めて。あなた様にわたくしの知恵が届きましたなら引き続きお付き合いをよろしくお願いいたします。



閲覧数:1,575回2件のコメント

2 Comments


霜月 やよい
霜月 やよい
Oct 06, 2020

トランプの意味が「切り札」ですから....

何の切り札かは未だに分かりませんが、奴の一挙手一投足がメディアで取り上げられますので、いかようにも動かせると思います。

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D0N
D0N
Oct 06, 2020

勉強になります。トランプは、人類に死をもたらす存在なのでしょうか?

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