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執筆者の写真霜月 やよい

第六十四件  象徴の捉え方

更新日:2020年6月25日



 本件は象徴の捉え方について綴ります。知らぬ者にとっては曖昧でいて、知る者にとっては明確に見える物が象徴です。


「この象徴はアレだ!」「いいや、その象徴はコレを示しているからコレだ!」


 こんな不毛なやり取りを多々目にした記憶があります。わたくしは心の中で、

「どっちも一緒なんだけどなぁ〜。気にする所はソコじゃないじゃん」

ってつぶやいてました。知っていれば全部同じにしか見えないのに。


 なぜそのような事が起こるのかと申しますと、この世の仕組みと関係してます。この世の仕組みをざっくり言うと以下の3段構造です。あまり詳しくは書けませんのでご自分で当てはめてご判断くださいまし。

「知る者」「部分的に知る者」「知らぬ者」

 陰謀論者や宗教関係者は「部分的に知る者」です。それでいて本人たちは「知る者」として振舞います。本気でそう思い込んでいますのでたちが悪いのですが、この「部分的に知る者」が時代に合った終末論を掲げ「部分的」に知ってることを流布します。このような団体がひしめき合っておりますので、冒頭のような言い争いが起きてしまいます。本来は手を取り合わなければならない「知らぬ者」たちが、「知る者」に作られた「部分的に知る者」の言葉に惑わされ争います。その間、「知る者」は悠々自適の安泰です。わたくしの知る限りでは500年ほど続いていますからね。


 知る者は「知恵」の源泉も知っています。その源泉は「この世の理」を数学を用いて様々な形で残しました。故に、象徴というモノは理を表現したCodeに他なりません。現代では大分バラエティーにとんだ仕上がりになっていて分かりづらいですが、時代が古ければ古いほどシンプルで分かりやすいモノです。それらを並べて眺めてみれば、色々と見えるものがあるのではないでしょうか。



 象徴を見る上で重要なことは古い象徴を正しく知る事であり、それは歴史と密接に関係しています。ですから現代では嘘の歴史を刷り込むのです。


 例えばテンプル騎士団。近年、メイソンの起源はテンプル騎士団説がおおっぴらに語られるようになり広まっていますのでソコらへんを読み解いて見ようと思います。


 まずそもそも、この騎士団は某巨大団体の紐付きです。ですから騎士団の伝説のお話も某巨大宗教由来です。起源のお話をみてみましょう。

ソロモン神殿を建築した石工の棟梁ヒラムがメイソンの祖となり、騎士団に受け継がれ何たらかんたら。

 一見歴史史実のように語られますが、ソロモン神殿やダビデ王のお話は前述の団体の経典が根拠ですからね。しかもソロモンの名は別の象徴です。ではソロモンの象徴をお伝えする前に”その象徴”が現代ではどう表現されているかを見てみましょう。



 年老いた時間の神が太陽の中から地上を定義する絵。




 

陰謀論の主要人物のビルにも。




 

 時間と太陽で連想するものはなんですか?こう言った方が分かりやすいですかね?太陽を用いて時間を定義する方法はなんですか?時計なんてなかった時代ですよ。そう、日時計です。古代の時計は日時計です。太陽を使い時間を知る方法です。以前の記事で暦の大切さを綴りました。その暦は日月の繰り返し。その繰り返しの最小単位「1日」を定義するのですから重要であり、故に古代から現代まで様々な姿に変わりつつもずっと在り続ける象徴なのでしょう。ここで記憶すべきは、古代は「太陽」で「時間」を知ったという事。太陽と時間はペアです。というよりも一心同体と言った方が適切かもしれません。


 ではソロモンの名の意味についてですが、この読み解き方についてはいつも登場する某巨大団体に教えてもらいましょう。だってこの団体は「知る者」が作った最古ですからシンプルに残っているんですよ。ただ、視点が曲がっているから太陽と時間が見えないのです。





 昔の御神体の頭には「太陽十字」が必ずくっついてましたの。この御神体の元ネタは太陽神ですから当たり前ですね。そしてここに属する「知らぬ者」は御神体を拝みこう言います。「アーメン」と。このアーメンの語源は「アモン」。エジプトの時間の神「Ammon」の事。これが分かればあの姿も「太陽」と「時間」を合わせた象徴だと気がつくはずです。



 太陽神が「十字架」にかけられている象徴です。十字架の象徴を思い出して下さい。



 ケプラーの宇宙モデルで「上記の展開図」が示す惑星は土星です。

その土星の神は「時間」を表す神。


 

ですから「知る者」に重用される魔法使いは上記の知恵を巧みに使用し象徴化します。



 えっ?何でこの作者が魔法使いなのかって?そんなの顔を見れば一発でしょ。最も邪悪な魔法使いと同じ事してますもの。象徴的に見れば一緒でしょ?



 では本件の締めと致しまして、ずっと引っ張ってきたソロモンの読み解き方です。なぜソロモンが太陽と時間の象徴か?

 エジプトの太陽神って知ってます?ソルです。時間の神は前述のアモンです。


Sol + Ammon = Solomon

 余談ですが、知恵の源泉から西に流れたものがソロモンですが、東に流れたらどうなったと思います?ソロモンに似たような名前在りますよね?東はちょっと変わってまして、雷神の方を祀りました。時間の定義は木星と土星の公転周期から。ですから雷神=木星を土星と共に祀っても問題ありません。むしろこっちの方が古代に忠実な考え方ではないでしょうか?その雷神の名は「バール」。バールとアモンで.....


 本件はこれまでと致します。象徴の捉え方はご理解いただけましたでしょうか?あなた様の視点に変化が訪れたなら引き続きお付き合いをよろしくお願い致します。

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