本件は、中世の錬金術師の格言として有名な「As Above So Below」「上の如く下も然り」について綴ります。大体の概要は過去記事でお伝えした通り、上と下は繋がっており、その繋がりはこの世の生成物(生物・物質)を測る事で現れる”数”や”幾何学”から認識できます。中でも、宇宙の理がはっきり表れた特別な数列が3×3×3=27から始まる数列です。これまでに何度もお伝えしてきましたが、上手にお話ししないと「???」となってしまう何とも厄介な数列です。
私事ですが、先日初めて人前で話す機会がありまして、これまた初めて原稿と言うものを用意しました。3×3×3=27の数列を出来るだけ分かりやすく伝えられたらと考え作成しましたら思わぬ再発見もあり、殊の外評判も良かったのでその原稿を元に綴ってまいります。では始めましょう。日食から始まるAs Above So Below、上の如く下も然り。
太陽と月の軌道が重なり、その両天体がぴったり重なる天体現象が日食です。結構頻繁に起こるためあなた様の認識は「度々起こるちょっと珍しい天体現象」と言う程度ではないでしょうか?しかしこれらを数字で認識すると「そんな条件が揃うなんておかしい」ってなります。つまり日食とは恐ろしいほどの厳しい条件が揃い”そこ”に並んでいなければ起こらない天体現象なのです。だからこそ古代から日食は重要な観測対象だったのですが、一般的には以下のような説明がなされています。
天文知識の浅かった古代では日食と災厄が結びつけて考えられていた為その周期性が観測されていた
わたくしの記事をお読みになられている方は「逆」だとすぐに理解できるはずです。古代人は今よりも高度な知識を有していました。だからこそ現代でもその時代の象徴が受け継がれ使用されているのです。では太陽と月の数字を見てみましょう。
太陽の直径 = 864000mi
月の直径 = 2160mi
直径が400倍も違う天体ですが、地球、太陽、月が並ぶと400倍もサイズが違う天体がぴったり重なります。なぜかと申しますと、地球からの距離も不思議なことに400倍離れているからです。つまり、地球から太陽までの距離と、地球から月までの距離が丁度400倍離れている為、地球からはこの400倍もサイズが違う天体がピタリと重なって見えるのです。
これだけでも「日食」と言う天体現象がどれだけ厳しい条件で起こるのかご理解いただけたかと思います。ではさらに太陽と月の不思議な数字の符号を続けます。
天体は例外なく回転しています。自分を中心に回る回転を自転、他の惑星を中心に回る回転を公転と呼びます。次はこの周期の数字を見てみましょう。
地球の自転周期は24時間であることは常識ですが”24時間が何秒だか”御存知ですか?
地球の自転周期 = 86400秒
続いて太陽と月の自転周期です。
太陽の自転周期 = 27日
月の自転周期 = 27日
地球から丁度400倍離れた場所に位置する丁度400倍サイズの違う両天体の自転周期は共に27日です。では次です。
この日食の周期性の数字です。日食が起きてから再度日食が起きるまでの周期をサロス周期と言い約19年です。このサロス周期の中でも、日食が起きてから再び同じ条件の同じ場所で日食が起こる周期をトリプルサロスと言います。その周期は以下です。
トリプルサロス = 54年
そろそろ数字がおかしなことになっているとお気付きの頃かと思いますがいかがですか?ではさらに不思議な数字の符号を続けましょう。次は地球のスピードです。地球が太陽の周りを365日かけて回っている事は常識ですが、どれほどのスピードで公転しているか御存知ですか?
地球の公転スピード = 時速108,000km
次は太陽系の他の惑星も同じようにみてみましょう。まずは美の女神金星。時速130,000kmで太陽の周りを公転している金星ですが、太陽からどれほど離れた位置にあるのかと申しますと以下です。
太陽から金星までの距離 = 108,200,000 km
地球は365日かけて太陽の周りを一周しますが、この「日数」、いわゆる地球時間の元となった惑星は木星と土星です。木星の公転周期は約12年、土星が約30年です。この12と30の最小公倍数である60が時間の元です。ですから時間の最小単位が60秒なのです。ではこの時間の元の両惑星の公転周期を日数にしてみましょう。
土星の公転周期 = 10800日
木星の公転周期 = 4320日
では再度地球の数字に戻ります。86400秒で1回転の自転をしながら時速108,000kmで公転する地球ですが、そんな地球の円周は以下です。
地球の円周 = 21600nmi
さて次はスケールを更に広げます。前述の惑星は全て直径864000miの太陽を中心に回っておりますが、太陽系も銀河を中心に回っております。太陽系が銀河を一周する年数は2億2500万年と推定されています。ではそのスピードにまいります。
太陽系が銀河を回るスピード = 時速864000km
地球からみたとき、太陽を除いて最も明るい星はシリウスです。古代エジプトではイシスに捧げられた星でした。この星も同じような視点で見てみましょう。
シリウスから太陽までの距離 = 8.64後年
シリウスから銀河の中心までの距離 = 8640パーセク
古代から知恵の肩書きを持つ月の女神。なぜ月に知恵が象徴として用いられるのかは、地球と月の関係に現れる数字からではと私は考えました。これまでに述べた不思議な数字が数多く現れています。
もうお気付きですね。As Above So Below。上の如く下も然り。その事が良く現れている不思議な数列。333から始まる倍数。Above the Numbers Below the Numbers。
27 , 54 , 108 , 216 , 432 , 864
27は3×3×3です。そして216は6×6×6です。そうゆう大切な数だからこそ象徴化されるのです。誰かが作り出した善悪の価値観に惑わされていては見えません。ピタゴラスの言葉が全てです。
全ては数である
本件はここまでといたします。本件は宇宙の数字をお伝えしましたが、これらの数字は我々人間にもあります。我々人間も宇宙の生成物の一部ですから。それらの数をまとめたものを次の記事で綴りたいと考えております。あなた様の心に何かが届きましたら引き続きおつきあいをお願いいたします。
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