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第七十四件  掛け算

更新日:2020年7月17日




 本件は動画「掛け算」の補足になります。

 はじめに、動画内で用いられるカバラ式計算方法を御存知なければ「掛け算」の前に「足し算」をご覧になって下さい。また、前回の記事で述べました世俗数学と象徴数学はきっちり分けて考えて下さい。真の数をあぶり出すために世俗数学を用いて計算はしますが、現れた答えまで世俗数学の四角四面の概念では見えても理解はできません。ではまいります。



 掛け算の積の一覧です。動画内では忙しく移り変わるのでこちらでゆっくりご確認下さい

上が通常の掛け算の積で、下がカバラ式で一桁に直した積です。


 動画では触れませんでしたが、九の段の積には「理」が特別な現れ方をしています。下に九の段の積を書き出します。この世の理は「似て非なる対」ですのでバランスよく×1から×10までの積です。緑字が1から5までの積、赤字が6から10までの積です。


9 . 18 . 27 . 36 . 45 . 54 . 63 . 72 . 81 . 90


 我々の体のように左右が鏡面反射になり「似て非なる対」の理が読み取れます。そして九の段の積はカバラ式で直すと全て9に帰結します。つまり単独で成り立つという事。以下にこの世で単独で成り立つものをあげます。

  • 円は単独の三位一体で形を成すため孤高なる三位一体と呼ばれます

  • 正四面体はプラトン立体の中で唯一、自己双対をなし単独で成り立ちます。またケプラーの太陽系モデルでは正四面体は木星を示します

  • 木星の象徴は雷神ゼウス。神々の王であり唯一無二の存在

 上記を踏まえカバラ式の積の表をご覧になれば、9の特別さがお分かりになると共に、次の図形の意味も深く理解ができるはずです。






 9サークルとエジプト神話についてです。ここではエジプト神話の神の名や属性は述べません。ややっこしくなりますし今回の話ではそんなに重要ではありませんので割愛します。


 まず原始の神「9」が自慰行為で発射し、その性液からこの世が生まれます。8と1の神、7と2の神、3と6の神が順に生まれ5と4の夫婦の神が地上を統治しました。この地上を統治した5と4の神は子を産みます。キリスト教の三位一体の概念で考えて下さい。父と母と子の繰り返しで生命が繋がってゆきます。この概念で「5.4」を見てみましょう。


 「似て非なる対」と「三位一体」の概念を念頭にお読み下さい。地上を統治する夫婦の数を鏡面反射させます。夫婦は二人で一つなので45とします。その鏡面反射は54。では45から54までの間の数を全て足します。


46 + 47 + 48 + 49 + 50 + 51 + 52 + 53 = 396




 また396が現れるんですよ。つまり繰り返すんです。


上図はわたくしの解釈です。




 その3.9.6がまた1.2.4.8.7.5の物質を構成し、5と4の夫婦がまた3.9.6を産んで......

この無限ループも世の理ですね。このように、この世にこれしか無い数や幾何図形には必ず何らかの形で世の理が顕現します。それは小学校低学年で習う足し算や掛け算も例外ではなく、見方さえ分かれば誰でも確認可能です。しかし皆気が付けません。なぜなら、古代から伝わる知恵を限定的に教えられてしまった結果、世俗数学の概念で凝り固まり象徴的に輝く真の数が見えても理解できないためです。

 ここで世俗数学と象徴的数学の決定的な違いをお話しします。あなた様の数学の概念に以下の3点を付け加えることでハッキリします。

  • 小数点を前後に動かすことが許可されている

  • ゼロを省いたり付け加えたりが許可されている

  • 特定の並びの数列は数学から離れ「言語」と同様の認識が許可されている

 わたくしが主に使用しているカバラ式の概念を現代的な言葉に換言しました。我々は幼少期から「数学はこうである」と教え込まれます。もちろん世俗数学の四角四面の考え方も計算する上でとても大切なのですが、銀河からミクロまで一貫して貫き通される「理」を理解するためには世俗数学に要求されるものとは真反対の「柔軟性」を持った「抽象的」な見方が必要なのです。ですから、わたくしの用いるカバラ式計算方法がしっくり来ない方は上記の3点を頭に刷り込んで下さい。あなた様の四角四面の数学の概念に上記3点の許可を与えて下さい。そうする事により世俗数学(具体的)と象徴的数学(抽象的)の間を上手に行ったり来たりできるようになります。


 では本件の最後としまして、ロディンフラクタルがなぜ生命原理と直結しているかお話しします。「神聖なる幾何図形」「Sacred Geometry」というものは、生命原理のところどころを切り取った図形です。生命とは動的なものであって決して止まりません。ですから2Dで残す場合はどこかを切り取ったものになってしまいます。現代のように動画はございませんので動的なものであっても2Dで残すしかありません。そして2Dで描くにあたりルールがあります。それは、

究極に洗練されたシンプルな形でありながら、形以上に多くを語る図形

 ピタゴラスとダヴィンチの言葉を思い出して下さい。

このルールに最も当てはまる図形はフラワーオブライフです。動画でもご紹介いたしましたがこの幾何図形には生命原理が全て詰め込まれています。π、Φ、√、双対性、自己相似、無限の繰り返し、正多角形、正多面体(プラトン立体)などありますが、最も難解で2000年代まで解読されなかった幾何図形がマルコ・ロディンが発見した「ロディン・フラクタル」です。

 解読方法は動画「掛け算」で述べましたので割愛いたします。ここでは「ロディン・フラクタル」が生命原理のどの部分を切り取ったのかについて述べます。述べるといっても視認してもらうだけです。いつも言いますが、幾何学は見た方が早いのです。







 付言しておきますが、一口にトーラスといっても3種類ありますのでご注意を。



 再度ロディンフラクタルに戻ります。ですがいつもとは違うロディンです。説明は割愛します。なぜなら、もうあなた様には見えるはずです。以下の形がトーラスのどこを表しているのかを。また、その形が生命にどう現れているのかも。




 本件はここまでといたします。あなた様の幾何図形への探究心が深まりましたなら引き続きお付き合いをお願いいたします。

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