本件は動画「Flower of Life」内でご紹介しました幾何学や立体について綴ります。また、それらを認識するために必要な「視点」「考え方」も添えて進めます。本件でご説明申し上げる事柄を過去記事に当てはめれば、今まで難解だった事もスッキリするかと思います。では始めましょう。
まずは「数」と言うものの定義から綴ります。常識的な「数」の概念は数える時に使うものです。1づつ加算され10に達すると繰り上がり桁が変わる、誰でも知っている数の概念ですね。この概念はいわゆる定量的な数学、「世俗数学」と呼ばれます。
もう一つの数学は、わたくしが記事で取り上げている「象徴的数学」です。こちらの数学は、自然界の形やパターンを識別し、それらが表す原理を理解し、特定の状況で自然が何をしているのかを表す数学です。わたくしが「数を言語と認識してください」と言うのは、「世俗数学と象徴的数学を分けて考えてください」との意です。もちろん象徴的数学の中でも世俗数学の計算を使用するときもありますが、この二つをしっかり分けて考えませんと混乱をきたしてしまいます。
また、象徴的数学の中でもきちんと分けて考えなければならない事があります。それは学派と申しますか時代毎と申しますか、わたくしには上手く定義できませんが、賢者が語る象徴数字は同じ数を用いても学派や時代により違う意味を持っています。どれが正しいと言うわけではなく、どれも数字を用いて生命原理を説いているのですが解釈が違います。「道教/タオ」と「キリスト教」を取り上げて説明します。
道教の説く生命原理は陰陽で表される「対」の概念です。わたくしがいつも申し上げる原理ですね。光と闇、空と海、男と女、生と死、この世のありとあらゆるものは必ず対で成り立つ理です。
陰陽 → +1 = −1
一方、キリスト教では「Trinity / 三位一体」と表されます。「父」と「母」と「子」の繰り返しで生命が成り立っていると言う意です。空と海があり大地がある。男と女がいて子がある。生と死があり人生がある。
三位一体 → 1+1+1 = 1
わたくしは道教の対の概念が説明しやすいため使用しているのでありまして、重ねて述べますがどちらが正しいという訳ではありません。どちらも生命原理を象徴していますが切り取っている場所が違うためこのような事になります。ですから、神話や寓話を読み解く際には、生命原理を先に学んで置くことをお勧めします。
次に幾何学の定義です。これは誰しもが勘違いなさっていると思います。どう勘違いしているのかと申しますと、あなた様は幾何学を数学の一種だと捉えておりますよね?まぁわたくしが散々「数学と幾何学は親戚のようなもの」と説明してきましたので仕方ありませんが、上記の文の真意は「象徴数学と幾何学は親戚のようなもの」との意です。
ではここで物事の始めを考えてみましょう。人間が円を描くためにコンパスが発明されました。人間が長さを測るために定規が発明されました。人間が意思疎通をはかるために言語が発明されました。人間が数を記録するために数字が発明されました。
では幾何学はどうでしょう?
あなた様は上記の類の中に幾何学を置いてますよね?でも本当は違うんです。幾何学は誰かが発明したものではなく、最初からそこにあったのです。ちょっと神話的な物言いになってしまいました。こう換言しましょう。自然の理を人間が理解できるようにトレースしたものが幾何学です。ですから自然の一部であり、言うなれば自然そのものです。フィボナッチのように発見した人はおりますが発明した人は存在しません。フィボナッチも自然界にある黄金律のルールを、数を用いて表したのであってフィボナッチシーケンスを発明したわけではないのと一緒です。フィボナッチシーケンスも最初からそこにあったのであり、後からフィボナッチが数を用いて理解したのですから。プラトン立体だってプラトンの名前がついていますが、プラトンが生きた時代よりも2000年ほど古い時代の遺物にありますから。スコットランドで発見された遺物です。
幾何学は創造の図面と言われます。その形は全ての起源であり雛形で、その種類は全てのものの創造から統合までの繰り返されるエネルギーパターンを説明します。ゆえに、全てのものは動的静的問わず、また様々なスケールをも飛び越え、必然的に1つ以上の幾何学に適合します。ですから自然界に存在する偶然の一致と言うものは、生命の幾何学的構造がもたらす必然の一致なのです。その必然を理解するために象徴的数学があり幾何学があります。
中でも、この世のこれしかない幾何学を多数含み、かつ生命の成り立ちを体現する幾何学が「Flower of Life / 生命の花」です。
生命の花は孤高なる三位一体と呼ばれる円から始まります。円は単独で成り立つ唯一の存在です。中心点、半径、円周の三位一体を己だけで達成し形をなします。ゆえに孤高なる三位一体と呼ばれます。この円を我々の現実世界(3D)に展開しますと「球」になります。ですがただの球ではございません。回転する球です。
この世で最も球に近い立体は「ベクトル平衡体」です。このベクトル平衡体の周りには回転するエネルギーフィールドが存在します。その名は「トーラス」。このトーラスの中で物質は生成されます。
次に現れるのは円が対をなして生成されるヴェシカです。ヴェシカは√2、√3、√5を含む生命に直結する幾何学です。√がなぜ生命に直結するかと申しますと、これは言葉より見た方が早いです。古代から伝わる三角と賢人の名のついた定理「ピタゴラスの定理」を念頭にご覧ください。
ホルスとオシリスとイシスの直角三角形
ピタゴラスの定理
ヴェシカから生命の花を咲かせるまでの経過は細胞分裂のそれそのものです。
この細胞分裂を象徴的数学を用いて見てみましょう。細胞分裂は偶数でしか起こりません。つまり2の倍数で分裂してゆくという事。世俗数学で計算しますと延々と桁が増えゆくばかりでさっぱり理は見えませんが「足し算」で使用した「カバラ式計算」を用いますとはっきりとしたパターンが現れます。
1 = 1
2 = 2
4 = 4
8 = 8
16 = 7
32 = 5
64 = 1
1128 = 2
256 = 4
512 = 8
1,024 = 7
2,048 = 5
4,096 = 1
8,192 = 2
16,384 = 4
32,768 = 8
65,536 = 7
131,072 = 5
262,144 = 1
524,288 = 2
1,048,576 = 4
2,097,152 = 8
4,194,304 = 7
8,388,608 = 5
16,777,216 = 1
33554432 = 2
67108864 = 4
134217728 = 8
268435456 = 7
536870912 = 5
1,073,741,824 = 1
2,147,483,648 = 2
4,294,967,296 = 4
8,589,934,592 = 8
1.2.4.8.7.5.のパターンが無限に繰り返されます。このパターンに見覚えはありませんか?ローディンフラクタルです。
ローディンフラクタルが表すフィジカルナンバーが”それ”です。数字9が示すは万物の起こり、最初の点、全ての力の源などと表現される力です。つまりπ。その力が我々の世界では対となり均衡を保つ数字3と数字6です。この3.6.9は見えない力ですが、あなた様はすでに見ていますね。前述のトーラスです。3.6.9の力が我々の住む物質界で1.2.4.8.7.5の物質を創造します。
花開いた生命の花の要所を正確に順番に直線で繋いでゆくと現れるのは、この世に5つしかない正多面体「プラトン立体」です。この正多面体も物質界の生命の雛形です。ですがそう言われてもピンと来ないでしょう。正多面体の物質なんて視認した事がありませんから。ですから見てみましょう。見て仕組みを知れば生命の雛形であることは明白です。どこを見るのかと申しますと下の世界です。上の如く下も然り、この格言はこう換言できます。
As Macro So Micro / マクロの如くミクロも然り
最初に現れる正四面体。この立体に関するミクロは我々の元です。そうDNAです。
正四面体を連結させた形状はDNAと同じ螺旋構造をなします。この意味を理解した上で前述のキリスト教の三位一体の図形をご覧くださいまし。父、母、子の三位一体を表すのにこれほど適した図形はないでしょう。またKJVの1章1節の46番目の言葉は「Light」です。旧約聖書では「God」だった部分を「Light」に変えました。この意味は啓明の光。啓明とは知恵を授かる事。知恵とは永遠不変の理。
古来より「火」は知恵の象徴です。物質に熱を加える事でその構造を変化させる、これは言うなれば「神の模倣」。物質を生成するのはπとΦであり不可侵の神の領域です。物質を生成しないまでも、手段を用いてその構造を変化させ別の物質にする事は神の行いに等しい工程です。物質の中には融点が低く自然発火する物質があります。この物質は原子番号15のPhosphorus / 燐 です。燐は古くから知恵の象徴として用いられてきました。その理由は自然発火する特性だけでなく、その原子構造にもあります。
前述のDNA構造とも繋がります。そして思い出してください。KJVでLightと書かれているのは1章1節の46番目です。11の象徴は対です。DNAは22対の常染色体と1対の性染色体、つまり23対の染色体から成り立ちます。23対という事は46という事。
では次に「水」を見てみましょう。単一のH2Oの構造は正四面体です。そしてH2Oがクラスター化すると二十面体になります。
面白い事に、水は液状では上記のように五角形由来の幾何学を形成しますが、凍結した場合は六角形由来の幾何学になります。あなた様もよく後存知のあの形です。
ここで幾何学図形の象徴を思い出してください。五角形は黄金比を多分に含むため生の象徴です。六角形はその逆で死の象徴です。液状の動的な水は五角形を形成し、凍結し時間が止まった状態では死の象徴である六角形になります。いつも言っている事ですが、上から下まで全て繋がっているのですから、皆決まった幾何図形に帰結します。古代の賢人はこれらを体系化し神話に埋め込み残してくれたのです。
この視点でミクロを見渡せばプラトン立体が生命の雛形であると認識できます。
HIVウイルス(左)とmeaslesウイルス(右)
Bacteriophage
Polioウイルス
原子やウィルスの世界はミクロです。この世界はおもいっきりフラクタルな世界です。 よく「全は個、個は全」と申しますが的確に的を得ている格言です。なぜなら、原子というフラクタルな「個」が結合しあい「全」を生成し、その生成された全もまたスケールを変えれば更なる全の中の個です。この繰り返しがスケールを変え延々と繰り返されているのが我々の住む現実世界です。我々視点の個は数億回だか数兆回だか分かりませんがかなり繰り返されたのちの個ですので、その形は滑らかになりミクロの幾何学構造は見えませんが、五指、五体、五感や、つむじ、指紋、血管などから痕跡は伺えます。絶対的な自然のルールの中に存在しますので、必ず自然のルールが捺印されています。生成物であれば必ずです。
これらの話をするとよくこう言われます。
「古代人が現代人よりなんでそんなに知っていたの?」と。
それは現代人より古代人の方が優れていたとしか言いようがありません。いまだにピラミッドと同じものが作れない事や、パルテノン神殿の作り方がわからないのがいい例ではないでしょうか。マヤの暦も発見された当初は正確でないと言われていましたが、結局のところマヤの暦の方が正確でした。古代の遺物を一つ一つ丹念に見てみれば自ずと見える事柄ですが「進化論」が邪魔をして見えなくなってしまいます。猿から進化した人間という定義では古ければ古い人類ほどバカだと思い込むのは仕方ありませんから。しかしながら、西も東も関係なく古くから残るフラワーオブライフの痕跡を知れば、疑う事なき進化論に疑問符がうてるのではないでしょうか。
エジプトのオシリス神殿
中国の狛犬
日本の麻模様
では本件の最後としまして、猿から進化していない古代人が残した象徴を数学的象徴視点で見てみましょう。
四面体は火、六面体は大地、八面体は空(空気)、二十面体は水、そして十二面体は地球です。流石にこれだけでは意味が分かりませんね。数学の視点を加えましょう。各図形の表面角度の総和は以下です。
四面体(火) = 720°
六面体(大地) = 2160°
八面体(空) = 1440°
二十面体(水) = 3600°
十二面体(地球) = 6480°
十二面体の地球を除いた立体の角度の総和は7920です。
これは地球の直径(mi)の近似(99.97%)です。
なぜ地球を除くのかですって?
地球時間の象徴数字と十二面体の角度を思い出してください。
地球の1日は86400秒です。
地球を表す十二面体の角度は6480°です。
偶然の一致?いえいえ、本件の最初に申し上げた必然の一致です。
ではもう一つお伝えしますわね。地球時間の86400秒はこうも表せます。
86400秒=60秒×60分×24時間。
下線部分をカバラ式で計算なさってみてください。ゼロをとって二桁は一桁になるまで足す。獣の数字?いえいえい、理を示す大切な数列です。
では本件はこれまでと致します。あなた様の心に理が届きましたなら引き続きお付き合いをお願いいたします。
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