本件は「悪の象徴」や「死の象徴」として用いられている”土星=サタン”について綴ってまいります。「タイトルがクロノスなのにいきなりサタンで画像はサトゥルヌスかよ」とお思いでしょうが、それはいつもの刷り込みによる思い込みの結果です。サタンもクロノスも同一です。サタンの語源がサトゥルヌスであり、その子供がクロノスで、共に「老人」の「巨人」で描かれています。ギリシャ神話とは、ただ単に分かり辛くする為に世代を増やしたり婚姻関係を複雑にし創られています。そこに”真”はありません。浮気性で描かれるゼウスは、その最たる物ではないでしょうか。何故かと申しますと、ゼウスと人間との間の子とされる英雄は、後の時代の支配層の祖となっています。日本と一緒ですね。巨人で描かれる理由は以前の記事でも申し上げました通り外惑星の巨大天体の事です。
誰かの為に都合良く創り直されたお話は真に受けてはいけないとよく分かりますね。
ですが、土星が何よりも最上位で描かれる理由は別にあります。それは「時間」です。老人で描かれる理由でもあります。私の独断ですが、Clockの語源はKronos(Cronos)から来ていると思います。この意味が理解出きれば、土星と木星(クロノスとゼウス)が神々の王とされている理由が分かりますし、全ての宗教の最上位に土星が置かれている意味も分かります。
ではまずは下準備として60進法の成り立ちから始めましょう。60進法とは、水星、金星、火星、木星、土星、に太陽と月を加えた7つの空の神の内、最も動きの遅い木星と土星の運動周期から導き出されました。両惑星が黄道を1周するのに、木星は12年、土星は30年かかります。この12と30の最小公倍数が60で全ての元となっています。なぜ全ての元かと申しますと、この60の約数は、1,2,3,4,5,6,10,12,15,20,30,60と12個もあります。約数が12個もある自然数は60以下には無く、60よりも多い約数を持つ自然数は120までありません。12個もの最小公倍数を持つ60という数字は、それだけ等分できるという事です。様々な事柄を区切るのに最も適している数字であります。
次は、60とその約数を念頭に置き土星、木星、太陽の関係にまいります。
太陽は黄道を1年で1周、木星は1年で太陽の1/12周。逆に考えますと、木星が1年かけて進む距離は太陽が1ヶ月で進む距離となります。ここから1年が12分割されます。また、太陽が1ヶ月で進む距離を角度で表すなら30°となります。この30という数字は土星の運動周期とも重なります。そして、太陽が1ヶ月で進む30°を分割すると、太陽は毎日1°づつ進む事にります。この木星と土星と太陽の関係から導き出された概念が”暦”であり、イコール”時間”です。一日24時間の積み重ねが1年です。この時間という物は、πやΦと同様にこの世に存在するもの全てがその影響下にいます。何人たりとも時間から逃れる事は出来ません。今までもこれからもです。
土星、木星、太陽から導き出された12進法、60進法、円周360°から理解できた時間の概念は、別の言い方をするなら宇宙のサイクルを人間が理解できるように数値化したモノと言えるのではないでしょうか。
宇宙の成り立ちとは、点から始まり円になり黄金比で広がりました。ゼロからπになりΦで広がりました。この流れは何度も申し上げておりますが、ここに時間も加わっています。単純な事ですが、点から円になるには「静」から「動」へ転じる必要がございます。その転じる時に必要な物が「時間」です。転じたから時間が流れたのか、時間が流れたから転じたのかは分かりませんが、この宇宙が胎動を始めた時と同時に発生したのが「時間」であり、それが仮託されているのが土星です。そのため、不老不死の神々の中でサトゥルヌスとクロノスだけが老いた老人で描かれます。老いとは時間が流れている為に起きる現象です。また、死の象徴とされている理由も同じで「時間」があるため死があるのです。
以上の理由から、どこの宗教でも土星が最上位に置かれています。土星のプラトン立体を思い出して下さい。
現代の最も巨大な宗教のシンボルも思い出して下さい。
その宗教と対立している宗教の聖域を思い出して下さい。
わたくし達の住む国の首都にも同じモノがございます。
この東京ロッジの同じ敷地内には東京タワーがあります。(東京タワーの本当の姿はこちらの記事を参照)
その東京タワーって、フランスのエッフェル塔にそっくりですよね?そりゃそうですよ。エッフェル塔の建築を受託した会社の名前が”エッフェル”で、そこの代表がギュスターフ・エッフェルですもの。この人が上記の会員だった事はNaverのまとめに上がっている位に有名です。ついでにさらりと言っちゃいますけど、明治クーデターの時、徳川側に金を出していたのは仏国で、革命側に金を出していたのは英国ですよ。革命後の国はと言いますと、陸軍は仏式(後に独国)、海軍は英国式で、ついでに議会も英国式になりました。
なにが言いたいかと申しますと、米国の南北戦争の時のリーマンブラザーズがやった事と同じ図式が見えてきませんか?米国を創ったのは英国であり未だにその支配下です。明治維新とはそうゆうモノなのです。この国が外国に乗っ取られたのは今から152年前からです。そして、2019年はピッタリ153年後です。153という数字の特別さを思い出して下さい。
少々話がズレ過ぎました。時間を戻して「時間」の話を再開します。
土星に仮託されている”時間”という象徴が理解できますと、上記のようにそれらを使用する組織が丸見えです。例えば、時計が開発される前の時計とは”日時計”です。そうなりますと日時計も土星の象徴です。つまりはこうなります。太陽神なんて祀ってませんでしょ?
当然、あの超大国の記念塔もそうです。
しっかりと”As Above So Below”も象徴しています。
その土星の象徴がそびえ立つ地面には、女性の象徴であるヴェシカが描かれています。なぜなら、女性器は”生”の象徴であり、男性器は「死」の象徴だからです。ではなぜ男性器と死が結びついているのでしょう?それは以下の神話から理解できます
エジプト神話において、オシリスは弟に殺害され全身を14のピースに分けられてしまいます。オシリスの妻イシスが拾い集め13ピースまで集めましたが最後のピースである”男性器”は最後まで見つかりませんでした。その為、現世にとどまれないオシリスは冥界の王、つまり死の象徴になりました。
また、ギリシャ神話において、産まれた自分の子を食らうクロノス(土星)は、最終的に自分の子であるゼウス(木星)を食べ損ね、そのゼウスによって去勢され王位を奪われました。
古代から時間と死と男性器は結びつけられ象徴化されてきました。それは、この世に生を受けているもの全てに共通する時間がもたらす死を表しています。そこになぜ男性器が結びつけられているのかと申しますと、”下のものは上のもののように”です。今までは上のものと下のものの数字を照らし合わせ説明してきましたが、時代によっては永遠普遍の形に宇宙の理を仮託し象徴しました。そして、わたくし達人間の体に上記の象徴が現れている場所は性器です。女性器はもろに”ヴェシカ”を形作っており生の産まれでてくる所でありますので、その対にあたる男性器は”死の象徴”や”剣”で表されてきました。時間と死と男性器が結びつけられている所以です。
そして、わたくし達の住む地球の時間の基準は、土星と木星の運動周期から導き出されました。これらを数値化した物が暦です。この暦を最初に作ったとされているのは、古代バビロニアのカルデア人です。ですから暦は英語でカレンダーと言います。カルデアからカレンダーです。当たり前に使用している”暦”とは古代の叡智の塊です。いつものように誰かが常識化したから暦の重要性が理解できないのです。ですから、911の911日後である311に”出来過ぎた白色テロ”が起きても誰も疑問に思わないのです。
このカレンダーの語源であるカルデア人がいたバビロニアの時代に天文学と宗教が結びついたと言われています。それが現代で蔓延している全ての宗教の雛形と言われる”ミトラ教”です。このミトラ教では、ミトラは太陽の象徴であり、アイオーンと呼ばれる老いた前王は土星の象徴です。ギリシャ神話では親子で描かれ、エジプト神話では兄弟で描かれ、ミトラ教では同一として描かれていました。(下左図、クロノス姿のミトラ参照)
古代、土星の神は”アイオーン”(Aeon)と呼ばれ"ライオン"(Lion)の頭で象徴されました。その体には、蛇が巻き付いています。ウロボロスのお話を思い出して下さい。
古いミトラ教の儀式絵です。最奥の壁をご覧下さい。向かって左にライオンヘッドのアイオーン・土星。反対側には三角で表される木星。中心には牛を屠るミトラ・太陽。そして、天上には金星を表す8芒星がちりばめられています。
古代から、姿形は違えど伝えている事は一緒です。太陽は太陽、光は光。言葉は違えど示す事柄は同じなのです。そして、利用している人間も同じで、支配側だけが理解している象徴なのです。
イオンじゃありませんのよ。土星の象徴アイオーンです。しっかり土星の輪っかがついていますでしょ。ここの社長の血縁が所属する政党の昔のビルはこんな感じでした。
ヴェシカとピラミッドと片目。もう分かりますでしょ?みんなお仲間で、知らないのはプロレタリアートだけです。是非一度「1984」をお読み下さい。あなた様の現実がより一層「現実」に近付きます事をお約束致します。
本日はここまでと致します。あなた様の時間についての概念が変わりましたなら、引き続きお付き合いをお願い致します。
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